【EVE活シリーズ】Nullでヌルゥ~く生きてゆく – 匿名希望:憤死のガリア人
あるグループがコロニーを造った。 彼らは個人個人が好む仕事に従事し、皆で喜びを分かち合った。 コロニーには農場、搾乳所、印刷所、工場や学校など様々なものがあった。 そこにある男がやってきてコロニーに参加した。 彼は様々な仕事をしたが、どれも長続きしなかった。 しかし、試みていない仕事が一つあった。 それは煉瓦工場の仕事だ。 焼き上がった煉瓦を窯から運び出し、倉庫に積みあげる単調な仕事だった。 なんと彼は止むこと無く続けることができたのだ。 彼は、何も考える必要もなく、責任もない仕事を一人でやることが気性に合っていたのだ。
―ナポレオン・ヒル著 『思考は現実化する』よりー
■キャラクター紹介
GMT+2辺りの国々を主な生活圏としているNACHO入社7ヶ月目の者です。 JSTの早朝からビールを飲み干しているようなことを発言していたら察してくださるとありがたいです。 十数年前まではビールが清涼飲料水扱いでしたが、決してアル中野郎ではありません。
Nullにて活動しており他のNACHOメンバーと接点は希薄ですが、たまにHighに上京してCorpイベントにも参加させて頂いております。
■EVEを始めたきっかけ
職場の人間から「スケールの大きいゲームがある」と誘われてNew Eden Spaceに足を踏み入れました。 当時は今よりもインターフェイスが簡素で玄人向けな印象が強く、PvPを除いてCorp内で協力する要素も乏しかった事から、黙々とミッション採掘と寝堀を繰り返していました。
日系Corp社を経験後に知人の誘いで海外Corpへ移籍しましたが、その海外Corpが所属していた大手Allianceの解散に際して継続意欲を失い休止状態に入りました。
…というのは一要因に過ぎず、当時は卵割り時にスキルポイントをロスする仕様であり、そのロスを防ぐ保険的な役割であったクローンがショボい状態で卵割りを受けてしまい、失意の元で引退をしました。 その後、当時のアカウントは悪名名高きHotmailに紐づいていたことで復旧が困難となり、2021年5月頃にゼロから始めるEVE界生活をスタートしました。
■放置金策への軌跡
復帰後はL4ミッションをファーミングして金策し、パッシブタンクで半ば放置が出来る様なプレイを目指していました。 しかし、ドロップ品の回収や細かい移動がありこまめな操作が必要になる事から、「手放し稼ぎたい」という 怠惰 純粋な想いから一念発起してNullラッティングを始めました。
当初はNACHO直営のNullレンター部門にお世話になっておりましたが、その後、ソロレンターCorpを立ち上げ、現在は近隣住民と交流を深めながら一緒に稼いだりGangを轢き殺したり轢き殺されたりの日々を送っています。
■ラッティングって何?
ドローン性能にボーナスが乗った船舶(Gila、Ishtar等)に搭乗してCombat Site攻略していく金策を指します。懸賞金やドロップ品、残骸サルベージが主な収入で、手動操作を加えた方が効率は良くなりますが、ラッティングのミソはなんといっても“半放置”、これに尽きます。
初期投資にそれなりの資金が必要ですので「艦船ロス=憤死」となり得ますが、半放置でまとまったお金を稼ぐことができるのはラッティングの強みであると感じます。
■ぶっちゃけラッティングって儲かるの?
懸賞金懸賞金リスク補正値や運にもよりますが、代表的な収入は下記の通りです。
①懸賞金:30-40M/1時間
②ESS収入:38-52M/2時間45分
③DED販売:100-130m/個
④ドロップ品:1m未満-30m程度/Combat Site毎
⑤サルベージ:3-7m/Combat Site毎
運が良いと1日3個(300~390m相当)DEDを引き当てられる時もあれば、逆に数日間取得ゼロなんてこともザラです。 ドロップ品やサルベージが加わることにより時給効率は上がると思われます。
先述の通り、私は半放置を好むのと活動エリアのドロップ品&サルベージがゲロ不味なので、上記①〜③が主な収入です。 Combat Site内の登場勢力やランクによって半放置に不向きなものもあり、その収入額にも開きがあります。
安定してくると300m/日以上稼げるようになり、幸運が重なれば1B/日弱稼ぐことも!! そう、ラッティングならね。
■どんな船があればラッティングができるの?
Myrmidonなどの比較的お安い艦船からラッティングプレイヤー御用達のGila/Ishtar、果てはRattlesnakeや空母を持ち出す方が居られるようです。 安いものほど導入のスキル要求値が低くなりますが、その分を手動にて補う必要があります。
❏準備費用
ラッティングで主に用いられるのはFIT込で400-500m程掛かる船舶で、このクラスであれば火力・防御・キャパシタが高水準で備わっており、扱いやすいです。 それ以上のグレードになると火力向上によりさらに効率UPを望めますが、足回りが悪化する為、画面確認を怠っていると逃げる間もなくSmall Gangに補足され餌食になるリスクが高まります。 どれも一長一短ですが、個人的にはGilaかIshtar辺りがおすすめです。
■Nullって危なくなくなく無い?
PvPフリーなNullである事から襲撃に遭い艦船を失うリスクが挙げられます。また移動中に無慈悲なGCを受けて爆散する事もしばしば。 金策をしていたはずがロスばかりが積み上がっていく…なんということもザラです。カモ認定された暁には見つけられ次第粘着されかねないので、割とシビアではあります。
一方で、どこかの勢力が治める領土で活動しているはずなので、来援を期待できるようであれば敵艦を追い払ってくれるまで待つという選択肢も取れます。 良くも悪くも、敵味方がはっきりしているという点はNull最大の特徴です。
■実際のところどうなのよ?
ラッティングをしている人は「半放置=逃走までのレスポンスタイムが長い」という特徴があり艦船のISK価値が高いことから、常にSmall Gangの標的として脅威に晒されます。また、艦船ロス時の精神的ダメージが大きいことから、人によって向き不向きがある様に感じます。 あと、絵面がちょーーー地味ぃ!!
工夫を凝らせば対策も出来ますが、運が悪いと連続艦船ロスなんてことにも遭ってしまいます。 事実、私が2021年7月に開始してから2周間程の短期間に4隻ものGilaを失い、軽いPTSDに苛まれてしまいました。(酔っ払いながらプレイしていたというのも原因として挙げられる)
そうした脅威に対抗するにはどうするべきか。半放置で金が増える様を凝視するだけであれば、もはやクッキークリッカーと大差ない(事実、最新Verのクッキークリッカーは宇宙帝国を築ける)ので、EVE Online色に染め上げるとすれば、MMO要素を塗り手繰ってみようというのが私の導き出した答えでした。
■面倒くさガリア人の戦い方
具体的には、5アカウントとかでラッティングをしているようなやる気満ち溢れる勢と関係を深め、Small GangやNPCキャピタル艦が現れた際には戦力を供出しあい撃退(撃沈するとは言っていない)をしております。
金にがめつい連中だからこそ、天敵が去るのを待つよりも安全かつ即時性の高い解決策を好み、飯の種を奪わんとする者に対して容赦が無いという特性があります。
当初は、数にものを言わせて舐めて掛かったペラペラ装甲の僚艦が討ち取られてしまい、相手はホクホク顔で無事ご帰還なんていうことも多々ありました。 その後、資金力にものを言わせて戦艦やバブル艦を配備するようになり、歩調を揃えて迎撃に出かけるようにしてからは、Small GangがESSのハッキングを中断して一目散に逃げていくことが増えました。 今後の目標はSmall Gangをラッティングすることです。
■壮大なスケールでお送りするMMO版クッキークリッカーの今後
近況を述べると、2キャラでラッティングを行い1.8-2.5B/日を稼げる様になりました。 HighのミッションファーミングでFac弾代をケチってた幼き頃のボンビーな私は道中のLowに捨て置いてきました。
これはひとえに、NACHO直営のNullレンター部門で術を学ぶ機会を得られたからこそだと考えております。 また、気の合う近隣住民と巡り会えた幸運にも感謝しなければなりません。 こうした幸運ばかりが連続するとも限りませんので、今後はJF導入によるNull交易事業の拡大と、余剰資産で生産に着手していきたいと考えております。
唐突な宣伝
最後になりますが、NACHOにはPvPをメインコンテンツとして掲げている“B-EL”という組織があり、その金策の一つにラッティングが出来る環境も提供されているようです。 単独でNull活動を始めるというのはなかなか敷居が高いように思えますので、本稿をご覧になりラッティングに興味を持たれた方が居られましたら、その加入を検討されても良いかもしれません。 もちろんその際は、PvPも楽しんでくださいね!
それでは皆さん、良きEVE Lifeを!!
Share this content: