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【私のEVE活】BATTLE OF HomeC5 – ip mayor

【私のEVE活】BATTLE OF HomeC5 – ip mayor

~プロローグ~

2022年11月4日20時30分 J144944

40人以上が接続しているVCは重い空気に支配されていた。

防衛目標のFortizarのリーン明けまで1時間と少し。敵の総数はこちらの1.5倍。それに加えて敵主力は並のBS以上の射程を持つCerberusFleet、一方こちらはLeshak/PulsePaladinFleet。個艦単位でのDPSやEHPは優越しているが射程距離に2倍以上の差がある。DPSで上回ろうが弾が届かなければ意味がない。足の速さに至っては比べるまでも無い。BomberFleetの兆候も確認されている。

劣勢であることは火を見るよりも明らかだ。

その結果、Holeコントロール権を奪われてしまった。このシステムに繋がる唯一のWHは2次収縮に入ってしまい、そのうえ敵艦隊が常駐してCampしている。これ以上増援を呼び込むことは不可能だ。昨日、経路確保に失敗したことが重く響いていた。

このWHの住人としてなんとかしなければならない。なんとか。だが、今の自分にはその手段がない。

1章 敵勢

2022年10月31日 朝

枕元のスマホを取るとNACHOのDiscordサーバーの通知が複数入っていました。普段、深夜帯にこのサーバーから通知が飛んでくることはまずありません。通知を開いて内容を確認すると

「HomeC5が攻められている」
「POSを建てられた」
「Fortizarのシールドが割れた」
「FAXが穴潰しをしてHoleコントロールされている」

(注.記事中のHomeC5とはN404が保有するJ144944を指します。)

頭を抱えるしかありませんでした。何故なら、今私は石垣島のとあるゲストハウスに滞在しているからです。PCのある自室は1500km先にあります。

当時のDiscordチャット ほげえ


当時、私は日本一周のバイク旅の真っ最中でした。石垣島はそれ自体が素晴らしい観光地ですが、日本最西端の与那国島と一般人が行ける最南端の波照間島へそれぞれ飛行機と高速船で1~2時間程度、隔日ですがフェリーも運航していてアクセスが良く多くの日本一周の旅人が先島諸島観光の拠点としている場所でもあります。

波照間島の海
これ以上奇麗な海はあるだろうか

7月末に関西を出発した私は日本海沿いを北上して夏の北海道を満喫し、少しずつ秋へと季節が変わる日本列島を南下、四国を経て九州に上陸した後、福岡から飛行機で石垣島に降り立ち長年の夢であった先島諸島を堪能していました。

その日は石垣島滞在7日目、今日の昼過ぎに出る飛行機で福岡に戻った後は関門海峡を渡って中国地方の日本海側と瀬戸内海側を行ったり来たりしながら故郷のある関西へ帰って旅を締めくくる計画でした。

経験からWHでのストラクチャの攻防戦はK-space(high,low,nullをWHのJ-spaceという呼称と対比してこう呼びます)に比べて増援を呼びにくいことから毎日何かが起きて、しかも1週間近く続くことが予想できました。

これが頭を抱えるしかなかった理由です。旅が終盤に入っていたとは言え、それでもまだ2週間程度の行程が残っていました。飛行機や新幹線を使えばその日のうちに使い慣れた、安定してEVEをプレイできて設定ファイルも一式保存されているPCがある自室に帰ることができますが、旅の終わりを目前にして一時中断するようなことは避けたい。ですが、WHにはDNを始め金策用の資産が集中していました。WHにあるストラクチャが破壊されるとそこに入っていた物や船は全てカーゴコンテナとしてばら撒かれ、それらは全て勝者の戦利品となります。そのようなことも受け入れ難い。旅を理由にストラクチャ防衛戦に一切参加しないのも信条に反する。

新石垣空港のロビーに着いた私は飛行機のチェックインが始まるまでの時間でインテル情報から敵の勢力やタイムゾーンについて調べながらどのようにストラクチャ防衛戦に参加するかを考えていました。

敵はVoidringsというコーポとArkhos Coreというアライアンス、どちらもEUTZの勢力です。そう、TZが違うのに攻めてきている。しかもHomeC5はCataclysmic Variableのエフェクトがある不人気なWHです。ローカルアーマー/シールドブースト量に-43%のデバフがありラッティングをするには不利なため人気がありません。このことから敵は本気で我々を追い出すためにというよりはコンテンツのためによく考えずに攻めてきたように感じられました。(それでもやることはしっかりしているのが錬度の高さを感じられますね。)これならしっかりと増援を呼ぶことができれば十分に守り切れそうだ。

後から知ったことなのですが、Arkhos Coreは今年のAlianceTornamentXVIIIにも出場しています。


ところで、日本一周は少なくとも3か月かかります。その間毎日のようにホテルに泊まっていたのではお金がいくらあっても足りません。なのでよく用いられる宿泊手段は次の通りです。

・野宿、キャンプ

・ゲストハウス、ライダーハウス等の簡易宿泊所

・ネットカフェ

ネットカフェのチェーンの一つに「快活Club」というものがあります。アイスクリームサービスやモーニングの食べ放題サービス(現在では実施していない店舗も多いです)が有名ですが、たいていの店舗にシャワーが設置されていること、大きな街なら出店していて日本各地にあること、コンセントやランドリーがあることが旅人に注目され「実家」と呼ばれるほど人気があります。ビジネスホテルと比べて半額以下に値段を抑えられることも人気な理由です。

そこで私は家に帰らず旅を続けて毎晩ネカフェから参加するという選択をとりました。10月後半に入り夜間の気温は下がり続け自分の持つキャンプギアでは対応できない気温になりつつあったため、ちょうどいい選択肢でもありました。

そのことをコーポメンバーに告げ飛行機に乗り込みます。低気圧の影響で沖縄上空まで揺れ続けましたが無事福岡に到着、天神の屋台でおでんとラーメンを食べて福岡市内の快活に入り、プロービングキャラを起動して増援を呼ぶための経路確保に勤しみます。幸いにも敵はこちらのメインタイムゾーンであるAUTZではまともに活動しておらず、特に妨害を受けることなくプローバーが走り回り経路確保に成功。N404,SG,RIFT-からなる増援艦隊と補充物資をHomeC5に入れることに成功します。DT明けからコーポメンバーで分担してこれらの作業をしても日付変更後までかかりました。メンバーは明日以降の戦いに備えて就寝します。


2022/11/1

この日の夜はFortizarのアーマータイマーが予定されていましたが、それまでは敵のTZでこちらの活動が妨害されることは予想できました。つまりEVE的には暇です。なので元々の旅の計画に沿って福岡市内を観光していました。博多駅のやまやというお店でもつ鍋を食べてららぽーと福岡に建っているνガンダムを拝んだ後、一蘭の本店で豚骨ラーメンを食べた充実した一日でした。

ガンダム

やまやのもつ鍋

ところ変わってEVE世界、DTが明けると味方が続々とログインしてきます。これに相手は対応できないのかPOSに引きこもりHoleコントロール権はこちらに移ります。アーマータイマーの時間まで引き続き増援艦隊の投入と補充物資の搬入が続きます。態勢を整えて迎えたアーマータイマー、敵は結局Fortizar前に現れずタイマーが回り切って防衛成功です。

そのまま敵POSの攻撃に移ります。敵POSの周りにはアップルウェルストラクチャ実装前のようにびっしりとPOS GUNとジャマー、ニュートライザーが設置されています。これらを一つずつ無効化しPOSのシールドを攻撃します。敵のPOSはLsizeで滅茶苦茶硬いためPvPfitに換装したDNも投入され、敵POSをシールドリーンに入れることに成功します。

こちらの主目標であるFortizarの防衛に成功し、敵は姿を現さず数でも上回っている。この事実からVCでは楽観的な空気が流れ始めました。

楽観的な空気の一例

明日はFortizarと同時に攻撃されたAthnorのリーンタイマーです。これが終わればとりあえず一息付けます。


2022/11/2

今日も旅が続きます。福岡市内の快活で起きた私は志賀島やカルスト地形が有名な平尾台を観光、門司港で焼きカレーを食べて下関の快活でEVEにログインしました。

平尾台のススキ

門司の焼きカレー

北九州の工業地帯

今日も敵は現れず、プローバーが経路確保に成功、Holeコントロールをした上でAthnorのリーンも回し切って防衛目標はすべて達成されました。

ここで敵指導部と我が方の上層部の交渉が持たれ、敵は撤退しそれを我々は妨害しないという約束が取り交わされました。

RIFT-はこのタイミングで撤収し、SG艦隊は念のためもう一日滞在し敵の撤退を見届け次第撤収することが決まりました。

昨日シールドリーンに入れた敵POSのタイマーが日本時間の明朝4時にあります。これはN404で対応することが決まったのでコーポメンバーは早めに就寝します。

2章 裏切り

2022/11/3

朝4時に起きれませんでした。(小声)

味方に申し訳ないなあと思いながらDiscordを確認すると大変なことが起きていました。

敵は撤退するという約束を破り仲間を呼んで再びFortizarを攻撃、シールドリーンに入れてきたのです。

当時のチャットログ

これは後から分かったことなのですが、敵は前述の通りVoidringsとArkhos Coreの2勢力から構成されていますが、どうやら初めて手を組んだらしく意思の統一が取れていません。Voidringsは戦いたいがArkhos Coreは帰りたいと考えているようでした。日本時間深夜、Arkhos CoreがPOSからVoidringsを追い出すという流れになったためPOS撃ちの準備を進めます。一方、Voidrings側に経路確保の動きがみえたためこちらはHoleコントロールを続けていました。4時頃Voidringsがログインするためこちらも態勢を整えますが敵の数がこちらよりも多く交戦を避け戦力の保全に努めました。この選択が後々影響します。

敵はAstrahusを係留し、さらに多くの勢力を流入させました。

今までの楽観的な雰囲気は吹き飛び、不穏な空気と意図の読めない相手へ懐疑的な目が向けられます。

当時のコーポメンバーの意思を要約した一文

とは言ってもEUTZでやれることはあまり多くはありません。


この日も旅は続きます。進まねば終わらせることもできません。山口県内の快活Clubと名所の分布を見比べた結果、ハイカロリーなコースをとることにしました。朝から下関の唐戸市場で寿司とふぐ汁を食べて山口県を海沿いに北上、角島、川尻岬、元乃隅稲成神社、秋吉台を一気に回る山口県堪能コースを取り宇部市の快活Clubで夜を明かします。

下関の唐戸市場の朝市 ゴキゲンな朝ごはんを食べられる

板そば おいしい

秋芳洞

夕暮れの秋吉台

一方EVE宇宙、相手のTZの間に敵は増援と物資を更に持ち込み予断を許さない状況になっていました。HAC,T3CL,BS,CDD,EwarFG等様々なSubcapが続々とHomeC5に持ち込まれているのが確認され、更には複数のDN,FAXまで持ち込んできたのです。これでHomeC5に運び込まれたCapitalは計8隻になりました。これに対抗するため、何としてでも増援を呼ぶ必要があります。

SG、RIFT-が再び防衛に協力してくれることが決まり、更にCTA義務のないNACHOメンバーにも協力要請が出されます。しかし、WHに来れねばどうしようもありません。

今日もN404プロービング部隊はフル稼働を続けます。その結果、2次収縮の穴を使った移動でシャトルによるキャラクターの移動は成功しました。が、安定した経路の確保に失敗しBSや重トラの輸送を行うことができませんでした。ここに来て経路確保に失敗した理由は何j先のWHまでにk-space行きの穴が無ければStatic穴を潰してRoleし再度プロービングを行うという決まりがなかったため、プローバーが先へ先へと行ってしまい、貴重なAUTZの時間を使い潰してしまったことが理由です。焦りからStatic穴のRoleをすべきでないかという意見を無視しプロービングを続けてしまった私のミスでもあります。日本時間の深夜になり待機している増援艦隊はStanddown。先述の経路確保の際の基準を決めて翌日のDT前後に最後の望みを賭けます。

Hana Nagi Nucleさん作 基準をその場で図式化してくれました

3章 決戦

2022/11/4

昨日、敵がアンカーしたAstrahusは日本時間05:30頃にアンカー完了。これを足がかりに敵はFortizar攻撃の準備を進めています。敵はSvipul等による穴のCampを継続しています。

一方我が方のFortizarのタイマー時間は11/4の21:30頃。アーマータイマーの防衛に失敗するとストラクチャの機能に制限がかかるためできる限りここで防衛を成功させる必要がありました。

11/4 06時頃の敵POSの状況 様々な船を搬入しているのが分かる

状況が悪化する一方、私は旅を続けていました。

シンエヴァゲリオンで一躍有名になった宇部新川駅であの特徴的な列車接近音を聞いた後、錦帯橋の取り扱っているソフトクリームの種類の数がとにかく多いことで有名なソフトクリーム店でソフトクリームを食べ、山口県と島根県の県境にある山の砦のような飲食店で山賊焼きと山賊握りを食べました。島根県の山の中の寒さに耐えながら日本海側へ出て日本海側を通って出雲市の快活Clubへ向かいました。ここは珍しくシャワーが設置されていない店舗だったため道中で入浴、決戦に備えます。

例のポスター

日本一ソフトクリームの種類が多いらしい むさし

現地の方に教えて頂いた いろり山賊 錦店 エキゾチックな店内が特徴

DT前になり味方が続々とログインしてきます。しかし悪いことは続くもので有名なWH勢力の一つ、Unchained AllianceのコーポのExit-StrategyのWHにHomeC5が繋がってしまい、敵側に付いてしまったのです。

昨日から続く敵の増援によってAUTZでも敵が数で上回るようになってしまい、Holeコントロール権を取ることが難しい状況になってしまいました。

しかし諦めてはなりません。プロービングを続けることでなんとかRIFT-をHomeC5に再び招き入れることに成功します。昨日キャラクターを投入できたNACHOキャラクターには乗れる人にはドクトリン船を配布し、乗れない人にはタックラー/サポートFGを配ります。これで戦力を補強することができましたが、昨日移動できなかったキャラクターはk-spaceに取り残されていました。

しかし相手はこの動きに反応してStatic穴を2次収縮に入れて、こちらの活動を妨害する構えを見せ始めました。このあたりで今まで雑多な船の寄せ集めであった敵がCerberusを主力とする構成に再編されていることが判明します。こちらの近距離BSCompに対してメタを張ってきた形になります。この情報からHoleコントロール権は敵に完全に移りました。

この状況でこれに対抗するために取れる手段はPaladinの主砲をBeamLaserに換装することだけでした。しかし、HomeC5に十分な数のBeamタレットはありませんでした。

必要な物がここにない。無ければ敗北は必須。ここにないものを何としてでも捻出する必要がある。

ここで司令部は決死の行動に出ます。このWHに繋がる唯一の穴に2次収縮に入っているStatic穴にプローバーを潜らせ経路を確保、質量が軽く封鎖線の突破が可能な軽トラでBeamタレットを運ぶのです。

手が空いてる軽トラパイロットがVCで召集されます。これに対応できるキャラが数キャラあったためそれぞれに同じ数のタレットを持たせ、どれかが撃墜されても1隻でも辿り着ければいいように態勢を整えます。一方プローバーは最後の望みをかけてHomeC5の隣接WHでプロービングをしていました。プローバー部隊に参加していた私はここでEoL(Ende of Life、寿命が付きかけて消えかかっていることを言う)に入っているC2穴を見つけます。1時間でも、30分だけでも残っていればいい。その思いでC2穴をくぐるとそこは某日本人コーポのWHでした。これにはBobの見えざる手を感じざるにはえられませんでした。そこはHighスタティックであることは知られていたのでD-scanに映る日本語の名前を持つ採掘艦を無視してプロービングをし、High穴を見つけることに成功しました。

封鎖線に小さな、針の穴が空いた瞬間でした。

封鎖線突破ルート 細い道であるが、極めて重要な価値を持っていた

この情報は直ちに軽トラパイロットに伝えられます。穴前にSabreのみを配置して敵主力CerberusFleetはストラクチャにドックしていたという幸運もあり、クロークワープとインターディクションヌリファイアーを駆使して封鎖線の突破に成功。2隻の軽トラがFortizarにドックすることができました。PaladinパイロットにBeamタレットが、その他の船にもトラッキングコンピューターが配られました。

一方、増援の確保も諦めたわけではありません。既に味方はTheraで待機してくれています。タイマーの時間、Fortizarで戦闘をしている隙を突いて穴を回しプロービングを行うという方針が伝えられました。

そんなことをしているうちにタイマーの時間が迫ってきました。私は急いでLeshakに乗り込みます。FCからアンドック指示が下されます。

戦力の全てを投入したFortizar防衛戦が始まりました。

しかし思わぬ伏兵が現れます。その名は、回線でした。

敵味方の合計およそ250隻強の情報に快活Clubの回線が耐えられなかったのか、ドックアウト直後にコネクションロストを起こしてしまいました。同時にDiscord等VCツールも接続が切れてしまいました。EVEを即座に再起動し、VCツールも再起動します。

全ての再起動が終わったとき、戦闘は既に開始されていました。

味方艦隊はcombatプローブで敵に0kmワープをしたようです。バブルも展開されていますが味方の足はさほど速くなく、これならば追いつけるだろうと判断してワープをします。

ここが私にとっての戦闘開始の口火が切られた瞬間でした。

ここからはRistさんの動画を見ていただくと戦闘の推移をより理解していただけると思います。

敵はCerberusらしく、足の速さを活かしたカイト戦術とPinへのワープを繰り返して距離を取ろうとします。また、CDDのMJFGを使って分断を図ってきます。

一方こちら側はcombatプローブを駆使した0kmワープで敵に食らいつきます。特筆すべきはFCのErresのワープのタイミングです。敵が反転したりランディング直後で移動できていないタイミングを計って的確に味方をワープさせ、Dictor,HICが敵のワープを封じ、FGが逃げ遅れた船をスクラムして捕まえます。捕まった敵の船はこちらのDPSに耐えられずに一方的に撃沈されました。Griffin等の鬱陶しいECM艦は味方SmallShipやBCが素早く処理してくれます。

この時点で、VCの雰囲気はこれまでになく高ぶっていました。絶望的とまではならずとも苦戦が予想されていたのに、いざ戦闘が始まると損失比でこちらが圧倒的に優勢だったためです。

原因は幾つか考えられますが、その中でも大きなものは敵のLogiが極端に少なかったことです。寄せ集めの艦隊であるためか足並みが揃わず十分な統率が取れていなかったのでしょう。

また、1章で述べたようにHomeC5はCataclysmic VariableのエフェクトがあるWHで、リモートシールド/アーマー回復量に+86%のボーナスがあります。複数のNestorにGuardianを擁する我々は元々高いEHPに特殊天体エフェクトが加わってプライマリーを受けても生き残ることができたのに対し、敵はそもそもLogiが少なく一度捕まってしまうと生き残ることができません。我々の長所を消すためにカイト戦術を取らざるを得ず、捕まってしまった味方にLogiが届かない、というのも悪い影響を及ぼしていたのかもしれません。

敵が数隻撃沈された頃から敵はパラパラとDNを戦場に投入します。その数はRevelationが3隻。これはFortizarのAnti-Capital Missileが対応します。さっそく1隻が撃沈されました。

Exit-StrategyのBomberFleetによる攻撃も開始されボム攻撃を受けますが元々高いEHPを持つためこれによく耐え、敵は味方BCsよってデクロークする度に数を減らしました。

休む間もなく戦闘は続き、敵はこちらによって一方的に撃ち減らされていきます。途中、敵CDDのMJFGで飛ばされたRistさんのPaladinが集中攻撃を受けHullにまで入るという危険な状況もありましたが、なんとかこれに耐えました。

危険な状況を脱した我々はFCの号令の元、全SubCapitalによる敵Revelationへの攻撃を開始しました。数分後、全てのRevelationが撃沈されました。

我々は、最高に盛り上がっていました。このことはRistさんの動画の9:25辺りを見ていただければ理解していただけると思います。

一方、圧倒的優勢の中、お預けを食らっている味方がいました。Theraで待機している味方艦隊です。当初考えられていた、最初の方に撃沈された人が穴を回すという構想は吹き飛んでしまいました。何しろ撃沈されて手持無沙汰になってしまった中の人が殆どいなかったのです。ショートワープを繰り返す戦闘に集中していてプロービングどころではありませんでした。ゆるしてください。

この後も戦闘は終始優勢に事を進めることができました。

撃沈されたCerberusパイロットはGriffinに乗り換え味方Logiの妨害を試みます。実際かなりのストレスを味方Logiに与えますが、BCやサポートシップが素早く撃沈します。

こちらのワープから逃げる敵をタックラー達が次々と捕まえて行き、いつの間にかアーマーFleetに混ざっていたシールド防御のBrowdswordが爆速で走り回り多数の敵を捕まえるという珍事まで発生します。

一方、こちらも損害が無かったわけではありません。味方から離れていたサポートシップやワープが間に合わず敵に捕まってしまったSubCapitalが撃沈されてしまいます。

しかし、撃ち減らされFortizar攻撃のメインDPSたるDNも失った敵に我々のSubCapitalのショートワープをいなしつつFortizarのアーマーを攻撃する能力は最早残されていませんでした。Dictorでガードバブルを張り始めましたが全てが手遅れでした。そのDictorでさえPaladinの攻撃で落とされていきます。

勝敗は決しました。

38Bに及ぶ損害を出した敵は順次ワープアウトしていきます。

我々の勝利です。

戦いが全て終わったわけではありません。明日に控えているAthanorのタイマーや味方艦隊の撤退の手配、今回特別に持ち込んだ資産の整理と運び出し、敵の撤退の監視、やるべきことはまだまだ山のように残っています。快活から毎晩EVE宇宙へ行く生活もしばらく続くでしょう。

しかし、その全てを成し遂げることができるでしょう。

なぜなら、我々が勝者だからです。

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