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Molden Heath WAR

Molden Heath WAR

Witten by Martin Clein

序章

NACHO Allianceでは コンテンツの一環としてLow secにてMining fleetが定期的に起ち、R64月鉱石を採掘するイベントが行われていた。その採掘での収益は勿論、採掘艦隊を大きなベイトとして敵艦を釣り出し一網打尽にしてしまおうというイベントである。

この日のフリートは20人は集まっていただろうか。リンク艦を中心に採掘艦が群れをなし順調に採掘が行われていた。

現地付近一帯を実質領有する地元勢力である「Parallaxis Alliance」のローミング艦隊が現れたのはこの時である。

この激動の戦いの引き金が引かれようとしていた。

前哨戦

敵はT3CL×4、Stealth Bomber×3、Force Recon×1で構成されたsmall gang fleetであった。

採掘艦2隻が捕まり犠牲になっている間、すぐさま戦闘艦Harpy及びMerlinに乗り換え、Stealth Bomber×3を撃破。更にT3CLに手を掛けようとしたところ、敵は尻尾を巻いて逃げ出した。

まさに群れるように敵を襲い、数がもたらした勝利であった。


しかしこの前哨戦には続きがあった。


引き続き採掘を始めしばらくたった頃、再度宙域には怒りに燃えた敵が現れた。anti smallとして名高いCaracal fleetである。

Logistics艦が落とされ、戦闘艦もなすすべ無く焼かれていく。完敗であった。

戦いの予兆

採掘拠点にはRefineryが建造され、攻撃を受けては撃破してきた歴史があった。

前回の戦いで艦隊を壊滅させたとはいえ、自分達の縄張りで大手を振って採掘艦隊を運用していたのが気に入らなかったのであろう。

6/26にこの建造物を巡って攻略戦が行われようとしていた。

奇しくも、商都Jitaの玄関口にあったAlliance施設のリペアタイマーもこの時回ろうとしていたのだ。

二正面作戦

Perimeterの建造物を攻撃したのは、High sec Warで悪名高き「BLACKFLAG.」

方針としてこちらはaアカウントのDPSに特化したCatalystをもって敵に侵攻を諦めさせる、もしくは敵に痛撃を与えてisk勝ちを狙うこととされていた。

敵は建造物攻撃の第一人者Leshakを主力にT2Logi Guardianを引き連れた威容を誇る艦隊であった。しかしながら30隻近くのCatalystに群がられることを想定していたであろうか。

あえなくGuardianは群がられ撃沈。敵は驚き踵を返し帰途についた。その後怒りに身を震わせたのは想像に容易いであろう。

Ennurの戦い

「BLACKFLAG.」の攻勢を退け意気揚々と、Ennurに集ったAllianceにscoutからもたらされた情報は良くないものであった。

敵はLeshakを中心として、Vindicator、Bhaalgorn、NestorそしてGuardian多数。

対するNACHO AllianceはCerberusを中心とした遠距離狙撃仕様の艦隊で迎え撃った。しかしながらLogiはT1CL Ospreyであり、敵の質の前に一隻一隻と撃沈されていく。


万事休すか…

騎兵隊

「Siege Green」NACHOのPvP部門である「B-PIX」が所属し、連日nullで覇権争いをしているこのAllianceが遠路駆けて援軍として向かっているという情報が入ったのは、戦闘が開始されてから暫くした後であった。
FCがヘッドショットにより撃沈され、敵がcombat probeでこちらの艦隊を特定してどんどん背中を追ってくる中、代役の2nd FCが艦隊を見事に機動させ敵をいなしている間、チャットにはSiege本隊の現在地報告が上がってくる。


「Siegeあと3ジャンプ」
その間にも落伍した艦から餌食になっていく。

ローカルに勢い良く増えていく人数。


間に合った…

まさに騎兵隊が到着したのだ。
騎兵隊は適確な目標選定によりGuardianを踏み潰して行く。結果として6隻のGuardianが藻屑となり、大物Nestorまでもその蹄鉄の餌食となった。完璧な勝利であった。

後書き

リアル事情にてなかなかEVEにログインできる日が少なくなりそうなので、モチベーションを保つために、遅ればせながらAARを書かせて頂きました。この戦いはEVEに本格的にハマる要因となった出来事でした。この戦いに携わった方にはこの場を借りて感謝の意を表します。

この様にEVEは正に人と人との駆け引きにより紡がれていく物語です。初心者の方、また新規でプレイしてみようと思っている方、ソロプレイしていてコーポを探している方の一助となれれば幸いです。

Martin Clein

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